「あわい」=「あいだ(間)」

「あわい」=「あいだ(間)」

どちらにも偏らない「あいだ」 ひろがりをもつ「間」

「あわい(あわひ)」という言葉は古語で「あいだ(間)」を意味します。

古語辞典によれば
名詞
①(物と物との)あいだ。すきま。
出典伊勢物語 七
「伊勢(いせ)・尾張(をはり)のあはひの海づらを行くに」
[訳] 伊勢の国(三重県)と尾張の国(愛知県の一部)のあいだの海岸を行く時に。
②仲。間柄。
出典源氏物語 宿木
「いとよきあはひなればかたみにぞ思ひかはすらむ」
[訳] (二人は)とてもよい仲なので、互いに思い合っていることであろう。
③組み合わせ。つりあい。色の調和。
出典源氏物語 浮舟
「濃き衣(きぬ)に紅梅の織物など、あはひをかしく着替へて居給(たま)へり」
[訳] (浮舟は)濃い紫の単衣(ひとえ)の上に紅梅襲(こうばいがさね)の織物など、つりあいも面白く着替えて座っていらっしゃる。
④情勢。形勢。
出典平家物語 一一・逆櫓
「あはひ悪(あ)しければ、引くは常の習ひなり」
[訳] 形勢が悪いので、引き上げるのが普通のやり方だ。

この里山再生の会には、これらすべての意味を込めています。

「あいだ」には、自然と人の間。
そもそも里山は、人が手をかけた自然。
自然と人は対立するものではなく、節度をもって利用させてもらい、自然の恵みを得る。

活動時間も「昼」と「夜」の間の涼しい時間に。

きっちりと管理するか、全くやらず放棄するか、のゼロイチではなく。
できる範囲でゆるく管理する。

そんな活動をしていきます。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。