令和6年9月定例秦野市議会の一般質問を傍聴してきました
今回の市議会では、先日の台風10号による市内の被害が大きかったため、多くの市議が災害対策について質問をしていました。
その中で、農地被害への対策、里山保全などに踏み込んだ質問など多々あり、市と問題点について共通認識をしていることがわかったのは大きな収穫です。
里山保全に関して、今後の展開に希望がもてます。
議員や市の職員のみなさま、ご尽力ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
簡単に、田中めぐみ市議の里山保全に関する(震生湖の整備について)質疑部分を抜粋すると
・秦野の名所である震生湖の現状、遊歩道が根上りで歩きにくい、木が茂り過ぎて見通しが悪く、せっかくの景観を損なっている。
・震生湖の整備には、地権者の合意が必要であるが、震生湖は関東大震災がきっかけでできた湖で、元は農地等であったため地権者が80名ほどおり、木を一本伐るのにも、地権者への確認の手続きが煩雑で進まなない。
・提案として、地権者の組合と予め伐採許可の協定を結んでおき、管理手続きを簡略化してはどうか
・現在、震生湖周辺には里山保全団体が活動されているときく。補助金増額するなど、活動範囲を拡げてもらうのはどうか
・震生湖は本湖と副湖の二つで構成されているが、副湖はほとんど整備されていない。遊歩道の整備を進めてはどうか。
それらに対して、市の担当課からは
それぞれの提案、地権者組合との協議、里山保全団体との協議に前向きに検討したいとの回答がありました。
里山保全団体への補助金アップの話が、単純に当該団体の担当面積が拡がることによる補助金増というやりとりになってしまっていたので、
森林観光都市を掲げている秦野市において、大事な景観を守っている里山保全団体全体への「制度としての」補助金アップに今後踏み込んでいけるように、市議と協力して進めていきます。
また、他市議が「災害時の各課の取り組みにおいて」質疑した際に
環境産業部部長が、「農地等の復旧、保全に、シガラ組み工法も視野にいれている」との回答をきけたのは、これも追い風になっています。
いろいろなことが加速していきそうな感触です。
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