すき間、余りの利用

すき間、余りの利用

現代の経済活動において「すき間や余り」が発生するのは必然である

畑の隅で捨てられている野菜をみて、もったいないなぁ、と思われた経験があるかもしれません。
十分食べられる野菜や果物でも、行きどころがなく、持て余して、仕方なしに捨ててしまう。

どうして、そうなってしまうのか。

農家との『契約』では、「いつまでに、こういうクオリティで、数量はこれ」と指定するでしょう。
『契約』が、サツマイモ200個のオーダーがあれば
農家は、確実に200個収穫できるように、例えば400個以上生産する。
自然相手なので、テクニックあっても収穫量は大きく変化します。

だから、構造的に絶対に『余り』が発生します。

時間にしてもそう。
「この時間に遅れず絶対に来て」と言われたら、何があっても遅れないように早めに到着して、待つようにしているでしょう。

『契約』というのは、そういうものです。

『契約』で、必然的に発生する『余り』
これを、上手く活用するのが『シェア』です。

「その時、余っていたら、安く譲るよ」
こういう『シェア』は、信頼する仲間同士で成り立つ『ざっくりとしてゆるい口約束』

どれくらい余るかも、保証がありません。
変動するリスクを、買い手が受けてくれるので、リーズナブルな価格で提供できるのです。

これは、私たち「里山再生の会あわいのもり」のコミュニティの活動もそうで、
みんなの余った時間や余ったエネルギーを、注いでもらって、楽しい時間をみんなとシェアしています。

活動に参加したら、どれだけ楽しいか、なんて保証はできないけど、まあ皆さん、喜んでまた来てくれています。
差し入れに、毎回焼き芋があるかは保証できないけど、この時期はたいてい焼き芋つくっています。

遅れても、来れなくても、全然大丈夫です。
みなさんの「余った時間」を、私たちと『シェア』していただけたら幸いです。

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